Dec 28, 2010
任意整理は専門家の関与が必要
任意整理は裁判所などの公共機関を利用せず、弁護士などの専門家が私的に債権者との会話をして借金の減額や利息の一部カットや返済方法などを決定する和解を求めていく手続きです。任意整理は裁判所などの公的機関を通さないので、債権者は、この会話に応じる義務はありません。このため、債務者個人の債権者にかけあっても相手にされないことも多いです。したがって、任意整理は、弁護士など専門家の参加が必要です。自己破産手続きの依頼費用は、一般的な例として、23万6千円です。また、裁判所から免責の許可がある場合、成功報酬として10万かかります。申請時に収入印紙予納金、切手代、官報掲載費用として別途2万円程度が必要です。別途交通費と日当がかかります。個人破産手続きをするのも初めてで、これが最初で最後であってほしいです。
先週亡くなった、Apple前CEOのスティーブ・ジョブズ。彼が生み出したiPadやライバルのAmazonのKindleが届けてくれた電子書籍体験は、私たちに衝撃を与えた。今後、電子書籍はどのように私たちの生活に入り込んでくるのか。神保町を歩きながら考えてみた。
【郷好文の“うふふ”マーケティング:本は電子書籍か、印刷か――その答えは「Think Different」で】
読書の秋を迎えて、大きな落葉があった。
スティーブ・ジョブズ。
PCを広め、スマートフォンを広め、タッチパネルでITの世界を変えた。IT界の巨人は文化面でも巨人、iTunesで音楽産業やソフトウエア産業を創り直した。同時代人として、iPhoneやiPadでその体験ができた我々は幸運だ。だが、墜ちた巨星は文化戦略でやり残したものがある。1つは「ソーシャル」で、これはFacebookの牙城。もう1つは「本」だ。
●e読書ラボで電子書籍体験
iPhone4S発表の1週間ほど前に、Amazonから発表された「Kindle Fire」は、電子書籍や音楽、映画、テレビ、ゲームなどが楽しめる、7インチディスプレイのオンラインタブレット。199ドル(約1万5000円)という衝撃的な価格で、発表後の5日間で25万台が売れた。iPhone4Sの24時間で100万台、iPad2の1カ月で250万台に比べると少ないが、Fireはじわじわとジョブズが残した木々にも燃え広がるのではないだろうか。
落葉の神保町を歩いていて、そう感じた。神保町駅から徒歩3分の場所にある「e読書ラボ」。電子書籍の読書体験を提供しているのだが、ソニー「Sony Reader Touch」「Sony Reader Pocket」、シャープ「Sharp GALAPAGOS」、NTTドコモ「GALAXY Tab」、au「biblio Leaf」、Apple「iPad2」「iPod touch」、そしてAmazon「Kindle」と各種端末が勢揃い。
画像:電子書籍の読書体験を提供する「e読書ラボ」
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1110/13/news008.html
メーカーの好き嫌いは別として、電子書籍が読みやすいのは圧倒的にKindle。ページがめくりやすい、目にやさしい、フォントがいい。モノクロでこれだ。
カラーのKindle Fireは高速ブラウザでサクサク、読む・買う・遊ぶに徹した“お茶の間タブレット”と言われる。スペックで競合機に劣っても(内部記憶容量8GB、カメラなし)、読みやすさが同居すれば売れる。
iPadは“自炊”に象徴される本の“電子情報化”を導き、Kindleは本の“情感”も感じさせてくれた。これなら電子書籍市場も開花すると思いきや、ラボを一歩外に出ると、隣の古書店の店頭に読書人が群れていた。日本では漫画しか売れない電子書籍、一方、米国では「数年以内に書店が消滅する」とも言われる。どっちが正しいの? 自分の本棚を訪ねて、「電子か、印刷か」を考えた。
●私の本棚から電子化を考えよう
私の本棚の端には『コトラーのマーケティング入門』がある。大家が語るマーケティング原則は普遍だが、事例や用語は古くなる。しかしオンラインなら、中身をリアルタイムに改訂して2度もうけられるし、著者アドバイスやネット講義などと組み合わせることもできる。
反対の端には風間完著『女性美の描き方』がある。美人がいっぱいの本ですが何か? 風間完氏の美人画が好きなのだ。こういう本は隠し読みなら印刷、手本にするなら電子書籍が向いているように思う。だから、印刷本と電子メモリーを同梱(どうこん)して販売できそう。美人は印刷でも電子書籍でも売れるのだ。
日航機墜落を描いた横山秀夫著『クライマーズ・ハイ』。主人公の遊軍記者、悠木和雅の全権デスクぶりが手に汗握る。本と映画の動画をバンドル販売すれば、小説の悠木の姿に映画の悠木役の堤真一氏の熱演がだぶり、2度楽しめる。タブレットの画面上で文字と動画を代わる代わる観るのも面白そうだ。
視界から消えたのはトーマス・フリードマン著『フラット化する世界』。私は593ページの原著を持ち運ぶのがイヤで、2つにぶった切った。だが、切ったせいで読む気がしなくなった。結局読んだフリをして捨てた。だから知識はフラットのままだ。電子書籍ならお手軽に読んだかというと、それも微妙。厚さもまた本の1つの魅力だから。
本棚の奥にハヤカワ書房の『弁護士ペリーメイスン』シリーズが何十冊もある。旅先で読むのが魅力のミステリーには電子書籍がちょうどいい。どの本を読んだか忘れて、ダブって買うアホをしなくても済むし。
雑誌は電子書籍化して、収益モデルを再構築。音楽誌はインタビューとともに、曲のバラ売りやアルバム販売もできる。Web上にオーディションサイトを作って、新人の登竜門にもできる。映画誌や劇場誌は予告編や本編レンタル、スターインタビューを組み合わせて“追っかけメディア”にできるし、女性誌は“商品情報+レビュー+クーポン”を合体させて物欲刺激メディアになれる。
だが、相棒cherryさんが欠かさず買うマンガ『きょうの猫村さん』の電子書籍化は微妙かもしれない。『サザエさん』のように、どこか昭和を感じる話も印刷が似合う。方言小説の森敦著『月山・鳥海山』、向田邦子氏のエッセイ『父の詫び状』も文庫本がいい。
骨董をめぐる名エッセイの青柳瑞穂著『ささやかな日本発掘』は三省堂のオンデマンド書籍サービス「エスプレッソ」で作った。店頭で注文、その場で印刷+製本マシンでチン! 3分でできあがり。ほかほかのタイ焼きのように温かい本だった。
●迷ったら「Think Different」
iPadやKindleが実現する書籍の電子書籍化は「読む」という動詞の幅を広げる。読むは「知る」「考える」から、「観る」「つながる」「ショッピングする」「遊ぶ」の意味も含むようになる。印刷だって、すぐにすたれるわけじゃない。書を捨てて、町へ出て考えてみよう。電子文書形式だの業界再編なぞは忘れよう。印刷も電子書籍もその合体にも、可能性はたくさんある。
One more thing。異質な発想にはジョブズのメッセージが力になる。それは「Think Different」。
1997年にAppleに復帰し、暫定CEOに着任した後、ジョブズは巻き返しを図るためこのCMをつくった。はみ出し者、反逆者、トラブルメーカー、出る杭……人と違う視点を持った彼らが時代を作った。未知の市場作りでは、みんなと違うこと、これまでと違うことを考えよう。
動画:Apple Steve Jobs The Crazy Ones - NEVER BEFORE AIRED 1997
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1110/13/news008.html
[郷好文,Business Media 誠]
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